観世音菩薩出家記念の御報告
先日、令和2年11月4日(水)に観世音菩薩出家記念を行いました。
前回(2020年8月8日:3番)の時にも書きましたが、碧鳳水元宮では観世音菩薩さまのおまつりが3つあります。
1.観世音菩薩佛辰(旧暦2/19)2021年3月31日(水)
2.観世音菩薩出家記念(旧暦9/19)次回は2021年10月24日 (日)
3.観世音菩薩得道記念(旧暦6/19)2021年7月28日(水)
今回は、2番でした。
観世音菩薩は仏教の佛として有名ですが、道教においても多くから信仰されております。浅草の浅草寺、台湾の龍山寺などが有名ですね。
Wikipedia観音菩薩の説明が解りやすいので引用します。
---------- ここから引用 -----------
六観音
真言系では聖観音、十一面観音、千手観音、馬頭観音、如意輪観音、准胝観音を六観音と称し、天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。六観音は六道輪廻(ろくどうりんね、あらゆる生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返すとする)の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもので、地獄道 – 聖観音、餓鬼道 – 千手観音、畜生道 – 馬頭観音、修羅道 – 十一面観音、人道 – 准胝観音、天道 – 如意輪観音という組み合わせになっている。
なお、千手観音は経典においては千本の手を有し、それぞれの手に一眼をもつとされているが、実際に千本の手を表現することは造形上困難であるために、唐招提寺金堂像や葛井寺の乾漆千手観音坐像などわずかな例外を除いて、42本の手で「千手」を表す像が多い。観世音菩薩が千の手を得た謂われとしては、伽梵達摩訳『千手千眼觀世音菩薩廣大圓滿無礙大悲心陀羅尼經』がある。この経の最後に置かれた大悲心陀羅尼は現在でも中国や日本の禅宗寺院で読誦されている。
七観音
観音が衆生教化のために変じ給える七身。真言系の六観音に天台系の不空羂索観音を加える。
十五尊観音
三十三観音(次項参照)のうち、白衣、葉衣、水月、楊柳、阿摩提、多羅、青頸、琉璃、龍頭、持経、円光、遊戯、蓮臥、瀧見、施薬の15の変化身をいう。
三十三観音
以下に列挙した三十三観音の名称は、天明3年(1783年)に刊行された絵師の土佐秀信が著した『仏像図彙』(ぶつぞうずい)という書物に所載のものである。この中には白衣(びゃくえ)観音、多羅尊観音のようにインド起源のものもあるが、中国や日本で独自に発達したものもあり、その起源は様々である。白衣観音、楊柳観音のように、禅宗系の仏画や水墨画の好画題としてしばしば描かれるものもあるが、大部分の観音は単独での造像はまれである。
三十三観音の名称
- 楊柳(ようりゅう)
- 龍頭(りゅうず)
- 持経(じきょう)
- 円光(えんこう)
- 遊戯(ゆげ)
- 白衣(びゃくえ)
- 蓮臥(れんが)
- 滝見(たきみ)
- 施薬(せやく)
- 魚籃(ぎょらん)
- 徳王(とくおう)
- 水月(すいげつ)
- 一葉(いちよう)[注釈 12]
- 青頚(しょうけい)
- 威徳(いとく)
- 延命(えんめい)
- 衆宝(しゅうほう)
- 岩戸(いわと)
- 能静(のうじょう)
- 阿耨(あのく)
- 阿摩提(あまだい)
- 葉衣(ようえ)
- 瑠璃(るり)
- 多羅尊(たらそん)
- 蛤蜊(こうり、はまぐり)
- 六時(ろくじ)
- 普悲(ふひ)
- 馬郎婦(めろうふ)[注釈 13]
- 合掌(がっしょう)
- 一如(いちにょ)
- 不二(ふに)
- 持蓮(じれん)
- 灑水(しゃすい)
---------- 引用ここまで -----------
上記はすべて同じ観世音菩薩なのですが、我々衆生に理解しやすいように「すがた・かたち」を変えて現れてきます。
よく言われるのは、目の前で起こる出来事は「観世音菩薩の化身」が現れていると。大体が人間関係なのですが、そのイヤな出来事も「観世音菩薩の化身」だという言われです。
誰しも頭では理解しつつも、実際の行動では…出来ていません。こういう機会に「また思い出させて」くださいます。本当に有り難うございます。
こうして無事におまつりが出来ることに感謝し、祈りを捧げました。
碧鳳水元宮では、多くの観世音菩薩さまをお祀りしております。是非、お詣りいただきご縁を結んで下さい。
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