観世音菩薩出家記念の御報告

先日、令和4年10月14日(金)に観世音菩薩得道記念を行いました。(2021年の様子はこちら

碧鳳水元宮では観世音菩薩さまのおまつりが3つあります。
 1.観世音菩薩佛辰(旧暦2/19)2023年3月10日(金)
 2.観世音菩薩出家記念(旧暦9/19)来年は2023年11月2日 (木) ← 今回
 3.観世音菩薩得道記念(旧暦6/19)2023年8月5日(土)

出家記念とは、字の如く観世音菩薩さまが仏道に出家された記念日になります。1の佛辰が誕生日、3の得道は仏道を修行し悟りを開くことを指しますので成仏となります。

今回も果物、お花、お菓子、饅頭…と、多くのお供えを捧げさせていただきました。

ローソクには祈願者それぞれの想いを込めて火を灯しました。

…前回からの五観の偈の続きについて書きます。前回は三だったので、今回は四からはじめます。

一、この食事がどうしてできたかを考え、食事が調うまでの多くの人々の働きに感謝をいたします。

二、自分の行いが、この食を頂くに価するものであるかどうか反省します。

三、心を正しく保ち、あやまった行いを避けるために、など三つの過ちを持たないことを誓います。

四、食とは良薬なのであり、身体をやしない、正しい健康を得るために頂くのです。

五、今この食事を頂くのは、己の道を成し遂げるためです。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/五観の偈

食事は楽しむものか、空腹を満たすものか?という話になります。

ここでは、食とは良薬であり、食べて身体に栄養を届け、健康維持のために頂くもの。とされています。

何だか「こう書くと」イヤイヤ食事は美味しく食べてナンボでしょ?と思います。というか思っていました。

どの立場でこれを読み、解釈するのか?の違いだけなのですが、なんだか寂しい感じがします。

おそらく、こういうことを言わんとしているのだろう!と勝手な解釈をすると、身体健康、健康増進のために、食を頂く。それは良薬のように、効きが良く必要なものだよ。
おいしいとか、まずいとか言わず、好き嫌いで選り好みせず、有り難く頂いて、身体を満たす。
言われているのだろう!と思います。

1.そもそも食べるものが無ければ腹は満たされず、人間の最低限欲求(食欲)すら満たされません。
2.どうにか食べるものにありつければ、ちょっとでもおいしいものを食べたいものです。
3.おいしいものが食べられるならば、少しでも多く食べたいものです。
4.出来れば、嫌いなものより好きなものを食べていたいものです。

…と、人間の欲求は、どんどん贅沢な方向へ向かっていきます。

きっと、こういう事を正すためのことなのだろうと、思うのです。

食べられることが当たり前?なのでしょうか? 世界的に見ても流れは食糧難の方向へ向かっています。

今回も気づきをいただきました。観世音さま有り難うございました。

碧鳳水元宮では、多くの観世音菩薩さまをお祀りしております。是非、お詣りいただきご縁を結んで下さい。

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