道教とは
中国三大宗教(三教:儒教・仏教・道教)の1つであり、原始の時代から自然崇拝を起源とし、神仙思想と老荘思想を源流とした多神教の宗教であります。
神仙(神と仙人)思想は神秘思想とも言われ、不老不死になるための食生活や修行を行い仙人になることを目指すものです。
老荘(老子と荘子)思想において、老子は、道は常に無為にして、而も為さざる無し(道徳経:第三十七章)と、無為自然を説いております。
無為とは何もしないことではありません。親孝行をすること、思いやりの心を持ち感謝すること、人として正しい行いで生きること、これを忠孝仁義と言います。
「無為のまま 道(タオ)に委ねると自然と導かれる」と意訳できます。
歴史的には陰陽五行説、神仙説、占星術、シャーマニズム、呪術的要素などと、アニミズム、仏教と習合され、現在では中国、台湾、東南アジアを中心に信仰されています。道教を由来とする陰陽道や修験道(山岳信仰)は、日本にも伝播してきました。
森羅万象、宇宙の源として(太極図イメージ)タオの思想は、宗教の概念を超えたTaoismとして海外でも人気があります。
大地の母のはじまり
この宇宙が混沌としていた、ただ何もなく気しか存在しなかったとき、清浄な気が上へ飛んでいき天となり、汚れた気は地面に沈み地となった。ここから様々な変化を経て、天地創造がなされ地球が誕生した。
天は太陽、月、星々など天体を、地は東西南北(四方)と木火土金水(五行)の万物を作り出す。木の樹液から女性の魂を、金母が男性の魂を育て、魂の入れ物となる人の身体を土から作り人類を創生した。
人類の誕生以来、木公老祖(父神)が女の子の赤ちゃんを作り、瑤池金母(母神)が男の子の赤ちゃんを作った。ここから陰陽(男女)が生まれた。私たちの中には五行の要素が含まれ、大地の母に育まれてきた。
母は大地の中で四方を司り我々を見守っている。木公老祖(父神)が、世界を養うために作物と果樹を栽培し、瑤池金母(母神)は、火を生み出し人類に与えた。そして水も出現してきた。
私たちは土からできているので、体を洗う度に汚れが出続けている。水はそれを綺麗に洗い流してくれたり、作物や果樹を育ててくれたり、樹木も成長させてくれる。万物が潤い育まれるように、果てしなく使えるように水を与えてくれた。
私たちが日々、糞尿を大地に垂れ流しても、文句も言わずすべてを受け入れてくれる。何の見返りもなく与え続け受け入れる、ただただ黙って見守ってる偉大な精神が、大地の母神です。


玉皇大帝降詩


碧鳳水元宮玉皇大帝降
行頭の1字を右から左に読むと「碧鳳水元宮玉皇大帝降」になります。
自主三宮主娘娘降詩
